終声が「ㄱ」の場合、「く」 または「き」に対応します。
例を見てみます。
まず「ㄱ」が「く」になる例です。
ㄱ→く (例)
각(各):かく 백(百):ひゃく
억(億):おく 축(縮):しゅく
식(食):しょく
次に「ㄱ」が「き」になる例です。
ㄱ→き (例)
식(式):しき 역(域):いき
액(液):えき 적(的):てき
책(責):せき
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参考までに
「ㄱ」が「き」になる場合、日本語側から見たとき、次のような条件があります。
① いき(域) しき(式)
のように「〇iき」のように「き」の前が「i」になる場合
② えき(液) てき(的)
のように「〇eき」のように「き」の前が「e」になる場合
の2種類です。
①の場合、常用漢字の中では次の4つの漢字しかありません。
域(いき) 역
式(しき) 식
識(しき) 식
織(しき) 직
②の場合、常用漢字の中では約40ぐらいの漢字があります。
①と②以外は、「く」になります。
逆に「ㄱ」が「き」になる場合、韓国語側から見たときの対応は
「ㅓㄱ」「ㅕㄱ」「ㅡㄱ」「ㅣㄱ」「ㅐㄱ」の5つのパターンがあります。
例
「ㅓㄱ」:석(席), 적(敵), 척(戚)
「ㅕㄱ」:격(撃), 력(歴),벽(壁), 역(駅)
「ㅡㄱ」:극(劇)
「ㅣㄱ」:닉(溺), 익(益)
「ㅐㄱ」:액(液), 책(責)
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終声が「ㄱ」が、「く」 または「き」に対応しない漢字は以下のようなものがあります。
만끽(満喫) まんきつ
폭력(暴力) ぼうりょく
탄핵(弾劾) だんがい
일축(一蹴) いっしゅう
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昔、中国語から終声が[k]で終わる漢字音を受け入れるとき、韓国語は[ㄱ]で受け入れました。一方、日本語は[つ][ち]のように、[k]に[u]または、[i]を付けて、[く][き]で受け入れました。[つ][ち]、[く][き]を比較すると[u]を付けた[つ][く]が、[i]を付けた[ち][き]より対応する漢字音が多いです。
では、練習問題をしてみましょう。
<練習>
〇に終声を入れ( )に漢字を書きましょう。
(1)약속:や〇そ〇 ( )
(2)목적:も〇て〇 ( )
(3)식탁:しょ〇た〇 ( )
(4)책임:せ〇に〇 ( )
(5)학년:が〇ね〇 ( )
(6)특별:と〇べ〇 ( )
※なお、漢字と漢字が合わせるとき
「〇く/〇き」の次に
「か行」が来るとき
「〇く/〇き」は、
「〇っ」促音(小さい「つ」)になります。
(例)
がく+こう → がっこう(学校)
せき+き → せっき(石器)
解答は、007のページの下部分にあります。
<次は>
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005<解答>
<練習>
〇に終声を入れ( )に漢字を書きましょう。
(1)골절:こっせつ (骨折)
(2)출혈:しゅっけつ (出血)
(3)절멸:ぜつめつ (絶滅)
(4)탈출:だっしゅつ (脱出)
(5)발달:はったつ (発達)
(6)물질:ぶっしつ (物質)
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