006-終声が「ㄱ」の場合

終声が「ㄱ」の場合、「く」 または「き」に対応します。

例を見てみます。


まず「ㄱ」が「く」になる例です。


ㄱ→く (例)

각(各):か 백(百):ひゃ 

억(億):お 축(縮):しゅ 

식(食):しょ


次に「ㄱ」が「き」になる例です。


ㄱ→き (例) 

식(式):し  역(域):い  

액(液):え  적(的):て  

책(責):せ


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参考までに

「ㄱ」が「き」になる場合、日本語側から見たとき、次のような条件があります。


① いき(域) しき(式) 

のように「〇iき」のように「き」の前が「i」になる場合


② えき(液) てき(的) 

のように「〇eき」のように「き」の前が「e」になる場合


 の2種類です。


①の場合、常用漢字の中では次の4つの漢字しかありません。

 域(いき) 역
 式(しき) 식
 識(しき) 식
 織(しき) 직


②の場合、常用漢字の中では約40ぐらいの漢字があります。


①と②以外は、「く」になります。


逆に「ㄱ」が「き」になる場合、韓国語側から見たときの対応は

「ㅓㄱ」「ㅕㄱ」「ㅡㄱ」「ㅣㄱ」「ㅐㄱ」の5つのパターンがあります。


「ㅓㄱ」:석(席), 적(敵), 척(戚)

「ㅕㄱ」:격(撃), 력(歴),벽(壁), 역(駅)

「ㅡㄱ」:극(劇)

「ㅣㄱ」:닉(溺), 익(益)

「ㅐㄱ」:액(液), 책(責)

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終声が「ㄱ」が、「く」 または「き」に対応しない漢字は以下のようなものがあります。


(満喫) まんき
력(暴力) ぼりょく
(弾劾) だんが
(一蹴) いっしゅ


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昔、中国語から終声が[k]で終わる漢字音を受け入れるとき、韓国語は[ㄱ]で受け入れました。一方、日本語は[つ][ち]のように、[k]に[u]または、[i]を付けて、[く][き]で受け入れました。[つ][ち]、[く][き]を比較すると[u]を付けた[つ][く]が、[i]を付けた[ち][き]より対応する漢字音が多いです。


では、練習問題をしてみましょう。

<練習>

〇に終声を入れ( )に漢字を書きましょう。

(1)약속:や〇そ〇   (  )
(2)목적:も〇て〇   (  )
(3)식탁:しょ〇た〇  (  )
(4)책임:せ〇に〇   (  )
(5)학년:が〇ね〇   (  )
(6)특별:と〇べ〇   (  )


※なお、漢字と漢字が合わせるとき

「〇く/〇き」の次に

「か行」が来るとき

「〇く/〇き」は、

「〇っ」促音(小さい「つ」)になります。


(例) 

+こう → がこう(学校)

+き → せき(石器)

      

解答は、007のページの下部分にあります。

<次は>

007-終声が「ㅂ」の場合

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005<解答>


<練習>

〇に終声を入れ( )に漢字を書きましょう。

(1)골절:こっせつ   (骨折)

(2)출혈:しゅっけつ  (出血)

(3)절멸:ぜつめつ   (絶滅)

(4)탈출:だっしゅつ  (脱出)

(5)발달:はったつ   (発達)

(6)물질:ぶっしつ   (物質)


韓日対照・漢字語規則

韓国語漢字音を日本語漢字音に対応する規則を学びましょう。

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