001-漢字語を学ぶ有用性

 日本語も韓国語も語彙をその起源(=語種)から分類すると

  ①固有語(和語)

  ②漢字語(漢語)

  ③外来語

  ④混種語

に分けられます。また日本語の語彙の語種別の分布を見ると固有語が37.1%、漢字語が52.9%、外来語が7.8%、混種語が2.2%(『角川国語辞典』(1969年))になります。この分布の割合は韓国語においても似ています。つまり両言語において漢字語が全体の半分以上を占めているのです。

漢字語は、昔の中国語の発音を日本語、または韓国語の音韻規則に合わせて取り入れられ、それらが各々の中で時間の経過に伴い変化し、現代の日本語漢字音と韓国語漢字音になったものです。

 もともと同じ中国語音から来たものなので、その音韻体系には規則があります。その規則を把握しながら、学習すれば韓国語の語彙の中でも全体の半分以上を占める漢字語を易しく学ぶことができるはずです。皆さんの頭のなかには、すでにある程度の韓国語の語彙が入っているわけです。皆さんが知っている日本語の漢字の音を規則にしたがって韓国語の音にするだけで、立派な韓国語になってしまうのです。


<次は>

002-漢字音の対照方法



韓日対照・漢字語規則

韓国語漢字音を日本語漢字音に対応する規則を学びましょう。

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